棺桶では、町へ行けない。

棺桶獣(@reader_ilex)のブログ。ツイートするにゃあ長くなるような考え事や日記みたいなものを綴る。

皆様方の見当違いと、私のスタンスの話

私は所謂「怖い話」が好きだ。

大きく括って、オカルトが好きである。

幽霊の類いだけでなくUFOUMA、民俗学的な方面…詳しいなどとは言わないが(そもそも膨大過ぎて『オカルトに詳しい』なんて雑にまとめて言えるような人間は居ないと思うが)、猫すら殺す好奇心を持ちながらそんな話を見たり聞いたりする事を好む。

 

そして、そんな私が好む幽霊関連の怖い話の1ジャンルにてしばしば聞かれる、ある言葉。

所謂ヒトコワでの結びに用いられる、最もらしい言葉…

 

「結局、生きている人間が1番怖いんですよね。」

 

これはもうとんだ見当違いである。

 

いや、考えてみて欲しい。

じゃあ、「生きている人間が1番怖い」と言われてしまうようなタイプの人間が、幽霊になって化けて出たらどうなるんだ。単純な足し算だ。そんだけ怖い人間が幽霊になっちゃったらもっとどうしようもなく怖いだろ。

 

そして更に、

 

「人間が1番怖いなんて言われてしまうような執念持ってる人間こそが幽霊になるんじゃねぇの?」

 

と。言わせて頂きたい。

 

あと、今急に思い出したけど、前に多少バズった加藤鷹のツイートで、「オカルト好きには申し訳ないけど、本来だったら性器かなんかが写った心霊写真もあるべきで、それがない時点でオカルトは偽物」というのがあったけど、まず「本来だったらそんな写真もあるはず」というなんでそう思い込んでるのか分からんが根拠ゼロの主張、「こういう物もあるはずなのにそれが無いのでほかの全ても偽物」ですという素晴らしい論理的思考に物凄くイラついたんですよね(オタク特有の早口)。

 

ってまぁ、私も…「およせ全ての偽物であるオカルトを科学と論理の機械的な眼差しで徹底的に潰し、最後に残ったどうしても否定出来ない本物のオカルトを探す」という事を標榜にしているので、こういう方向性の発想自体は歓迎なんですけどね。

 

シャーロック・ホームズの「有り得ないものを取り除いたら最後に残ったものが真実」という言葉、これが手本なんですけどね。私は本物を探したい。

 

アーサー・コナン・ドイルは傾倒しちゃってる典型的なアレだってのは、ちょっと皮肉だなぁ。

 

 

☆おまけの雑学コーナー☆

 

「好奇心猫を殺す」は「好奇心のあまり猫を殺してしまう、好奇心の危険性」ではなく「9つの命を持つと言われしぶとさの象徴である猫すら命を落とす、好奇心の危険性」という意味だぞ。